セッション情報

  • セッションID:A-3-2
  • 時間:【午後1】13:25~13:50
  • 会場:【A会場】1F
  • タイプ:講演

セッション内容

グロースハックプロジェクトでの試行錯誤を共有します。

10年物のレガシーシステムにおいて、120の開発案件を捌き、 4ヶ月でユーザーアクション数を2.8倍にしました。 1つ1つボトルネックを愚直に解消していくことで、 気付いたらアジャイルのプラクティスが適用されている状態になりました。

最初のボトルネックはプロセス面でした。

  • どの施策が当たるか分からない。しかし優先順位は決めなくてはいけない。
  • 担当箇所は各サブシステムから依存され、15チームから改修依頼が寄せられた。 継続的にステークホルダーとの調整・軌道修正をしなくてはいけない。
  • 短期間で大量案件に対応するためには、手戻りや障害対応などのムダ・ムラ・ムリは許されない。

次のボトルネックは発表者自身の個人スキルです。 開発経験がほとんどない状態で参画したため、 プロセスが回り始めるとチームのボトルネックとなりました。 短期間で戦力にならなくてはいけません。

最後のボトルネックはアーキテクチャです。 大量のサブシステム同士の依存、3000テーブル・10万カラムを超えるDB、 Excel設計書のフローチャートそのままに深いネストで書かれた処理、 全ての責務が詰め込まれたCommonクラス。 多少のスキルを習得したところで、高速開発に耐えられる内部品質ではありません。

こういった課題に1つ1つ対応していきました。 学びとしては 「目の前の問題にフォーカスすること+正しい武器を持つこと  =一見不可能と思える目標を達成することができる」 という形になります。

スピーカー

横山 翔さん

公開資料

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