2012年3月16日(金)開催のAgile Japan 2012
東京サテライト会場でも参加受付が開始されています。

キーノートは、メイン会場大阪からのUst中継、
午後は「アジャイルmeets スタートアップ!」をテーマにしたオリジナルプログラムです。

 

Agile Japan 2012東京サテライト 開催概要


 

東京サテライト実行委員会 倉貫義人氏より


アジャイル誕生から10年が過ぎ、「アジャイル開発」は以前とは比べようもないほど広く知れ渡り、多くの事例が生まれ、様々な場面で応用されてくるようになった。そして、アジャイルが広まれば広まるほど、組織で活用するための「マネジメント」の話題や、組織に根付かせるための「既存の組織改革」の話題が多く聞かれるようになってきた。

アジャイルが「ソフトウェア開発」の現場だけの手法で終わることなく、マネジメントや組織改革の取り組みに繋がっていくことは、自然なことで素晴らしい試みに違いない。アジャイルは大人になった、アジャイルに携わる私たちが大人になったのだ。良く言えばアジャイルは成熟したのだが、一方で本当にアジャイルは、そんなお行儀の良いものだったか?という疑問が沸々とわいてきた。

アジャイルの本質が人や組織にあることに異論はないが、10年前にアジャイルが登場して感じたことは、もっと破壊的で混沌としつつも、それでいて本当に役に立つソフトウェアを創りだすことが出来る期待感だったはずだ。ソフトウェア開発は、実際に作ってみなければわからないことばかりだし、だからこそプログラミングを中心に据えるやり方が良いとモノ作りの現場から始まったのだ。

本来のアジャイルは既成概念や体制を批判し、新たなムーブメントを作ろうとするロックだったんじゃなかったか。だからこそ惹かれたんじゃなかっただろうか。

そうであれば、既にある企業の組織改革やマネジメントに目を向けるアジャイルがある一方で、もう一方に振り子を、しかもエクストリームに振る必要があると感じている。つまり、ゼロからソフトウェアを作りビジネスを創りだしていくというスタートアップにも目を向けたい。ソフトウェアを創る人とビジネスを創る人が渾然一体となって、新しいモノやサービスを作り上げる場面でのアジャイルの活用だ。

そこで、AgileJapan東京サテライトでは「モノ作り・製品作り・サービス作りへの原点回帰」をテーマに【アジャイルmeets スタートアップ!】として開催する。

「スタートアップ」というと会社を起こすイメージがあるが、会社の設立=起業ではない。会社を作るかどうかに関係なく、新しいモノやサービス、製品をゼロから作り出すこと、そしてモノ作りからビジネスを創っていくことこそがスタートアップなんだ。そして、ソフトウェアでゼロからイチを創ることや、何かを新しく始めることにおいて、アジャイルほど適した進め方は無いはずだ。

昨年の震災以降、多くの日本人がその価値観を見直し、変えてきているように思う。新しい働きかたを提案して自ら実践する人たちや、これまでに無かったサービスを産み出し市場を作ろうとする人たち、そうした日本の未来につながる新しい動きがたくさん出始めている。

AgileJapan東京サテライトでは、そうしたムーブメントを応援すべく、アジャイルが新しいサービスやビジネスを創りだす上でどのように役に立つのかを学べる場を提供したい。新しいことを始めようとする気持ち、新たな息吹を感じたい気持ち、未来につながる新しい変化を起こしたい気持ちを持っているなら、ぜひ参加してほしい。新しいアジャイルの1歩を踏み出そう。

 

Agile Japan 2012東京サテライトを知るには


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