◆アジャイル、コミュニティ、そして10回めを迎えるXP祭りへ

アジャイル開発で現場をより生産的に、協調的に、創造的に、
そしてなにより、楽しく変えたいと考えている。

海外から手法を導入するだけでなく、それが、本当に日本の
現場に浸透するにはどうしたらいいだろうか。また、海外に対しても、
日本から知識創造に参加するにはどうしたらいいだろうか。

10年前、XPという形で日本に上陸したアジャイル開発。それ自体は、
10年たっても、ほとんど変化していない。そして、日本の産業構造もまた、
10年を経て、そんなに大きな変化はしていないのではないか?

しかし、ぼくらは10歳、歳を取った。ずっと
会社でプログラミングの技芸を磨いている人も、
会社を辞めた人も、あたらしく会社を作った人も、
会社で偉くなった人も、いる。そして、会社は人生のすべてじゃない。
引越しした人も、結婚した人もいる、子供ができた人もいる。

そして、ぼくたちは、10年たってこのコミュニティを手に入れている。
また、ぼくらの周りには、本当にたくさんのコミュニティがあって、
それが、世界の未来を変える力になっているんではないか。と思う。

このコミュニティに、自分の時間を使って参加しているみなさんと、
作れる何かを作りたい。それは一つでなくても、カタチがなくても
いいんだと思っている。


◆起業したきっかけ、理由、起業に託した想い

日本のソフトウェアの開発者は、現在の産業構造の中で自己実現の立ち位置を見つけられるのだろうか?
SIと受託開発に未来はあるのだろうか?

この問いにはまだYesともNoとも答えられると思っている。

でも、Noとなった場合、国内でソフトウェアの製品やサービスを作って海外へ市場を求めていくことが必要だと思う。ソフトウェアの輸出入比率が1:100とも1:300とも言われている。ここに一矢を報いたい。優秀なエンジニアがクリエイティブに働けるような開発現場、を(ビジネスとして)創出したい。

と思って起業しました。
チェンジビジョンは、「変革へのビジョン」という名前で、Kent Beckからもらった名前でもあります。
まだまだ道半ばだけど、世界に届く日本のソフトウェアという流れを作って行きたい。

 

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